Airestのクリーニング料金と対応
シャープのエアコン「Airest(エアレスト)」をお使いで、吹き出し口の汚れや運転時のニオイが気になり、クリーニングの依頼先や自分でのお手入れ方法を調べているのではないでしょうか。エアレストは空気清浄機のような独自構造を持つ機種のため、一般的なエアコンクリーニングの案内をそのまま当てはめてよいのか迷うところです。
- 業者の対応が分かれる エアレストは独自構造のため、業者によってお掃除機能付きと同額や追加料金、対応不可などに分かれます。
- 費用の違い プロに依頼する場合の費用は事業者によって設定が分かれるため、一覧表での確認が必要です。
- メーカー公式の受付 民間のクリーニング業者だけでなく、シャープ公式でも掃除機能ありの価格で受け付けています。
- 自分でできる手入れ 自分で手入れできるのは外装やフィルター類に限られ、エアコン内部の分解や市販スプレー洗浄は禁止されています。
結論からお伝えすると、このシリーズは依頼先によって「追加料金なしのお掃除機能付き料金」「特殊機種としての追加料金」「専用料金」「対応不可」など対応方針が分かれ、予約状況によって断る場合もあります。また、民間のクリーニング事業者だけでなく、シャープ公式のサポート会社によるクリーニングサービスも提供されています。
一般的なルームエアコンは標準タイプか自動掃除機能付きかで料金が決まりますが、エアレスト(AY-R22P-W、AY-R40P-W、AY-R56P2-Wなど)は自動掃除機能がない一方で、吸込口を覆う集じん脱臭フィルターなどの独自構造を備えています。そのため、問い合わせる事業者によって対応の可否や料金が大きく異なってきます。
依頼先ごとの対応方針と料金設定
エアレストのクリーニングを検討する際は、基本料金の数字だけでなく、事業者がエアレストをどの区分として扱っているかを確認する必要があります。お掃除機能付きと同額のところもあれば、壁掛け料金に追加料金を加算するところや専用料金を設けているところもあります。また、構造上の理由から作業自体を受け付けていない事業者も存在します。
シャープ Airest(エアレスト)のクリーニング対応と料金一覧
シャープ Airest(エアレスト)を頼んだときの扱い
エアレストは業者によって受付状況も追加料金の有無も全然違うんだ。僕ならまずは型番を伝えて、対応できるかどうか確かめてみるよ。
一覧のとおり、事業者の対応は「対応不可」「お掃除機能付きと同額」「追加料金の加算」「専用料金の設定」などに分かれ、予約状況により断る場合もあります。同じ壁掛け型でありながらこれほど扱いが分かれる理由は、エアレスト独自の内部構造にあります。事業者がどのような理由から対応不可の判断や追加費用の設定をしているのか、その背景にある構造上の特徴を確認します。
エアレストの構造と事業者の対応が分かれる背景
エアレストのクリーニングにおいて事業者ごとの対応や料金が大きく分かれる背景には、この機種が持つ独自の設計と内部構造があります。
シャープの取扱説明書によると、エアレストは吸い込み口の全面を集じん脱臭フィルターが覆い、内部にはセンサーボックスや2個のプラズマクラスターイオン発生ユニットが搭載されています。フィルターのホコリを自動でかき集めるお掃除機能はありません。
それにもかかわらず特殊な扱いとなる理由は、各事業者の説明文に示されています。「完全分解洗浄の対応が必要となり、分解にお時間をいただくため」とお掃除機能付きと同額にする例や、「内部構造が複雑なため、分解にお時間がかかります」「対応できるプロが限られます」として追加料金を求める例があります。「通常より分解にお時間をいただくため、特殊機種対応料金として7,700円(税込)追加料金がかかります」とする事業者や、「構造上分解が非常に難解なため」と説明する事業者も見られます。
また、送風ファンの構造に着目し、「ファンが分離しているため他のエアコンと形状が異なります。他のエアコンはファンを外さずに洗浄しますが、エアレストはファンを取り外して洗浄します」と記載して専用料金を設定する事業者もあります。一方で、作業を引き受けられない対象外機種としてエアレストを挙げている事業者も存在します。
メーカー系であるシャープワンストップサービス株式会社の「クリーニング&点検」においても、エアレストは「空気清浄エアコン[Airest]は掃除機能ありの価格となります」と規定されています。また、「お使いの商品にて、フィルター自動掃除機能以外の構造で分解に時間を要す際は、別途費用が発生する場合がございます」「室内機設置の壁の材質によって、洗浄が出来ない場合や別途費用が発生する場合がございます」と案内されています。
このように、フィルター自動掃除機能がない機種であっても、内部構造の複雑さや分解に時間を要する点などが、事業者ごとの対応や料金設定が分かれる理由として挙げられています。
自分で手入れできる範囲と取扱説明書の指示
エアレストを自分で手入れできる範囲は、取扱説明書で指定された外装やフィルター類のメンテナンスに限られます。自分で手入れできる箇所は、本体外側やリモコン、気流パネル、フィルターボックス、エアーフィルター、集じん脱臭フィルター、センサー部、プラズマクラスターイオン発生ユニットです。一方で、エアコン内部の洗浄や工具を使った分解掃除、アルミ部分への接触については、けがや事故を防ぐため自分で触ったり分解したりしないよう定められています。
シャープ Airest(エアレスト)の取扱説明書で、自分でしてよいこと
本体(室内機の外側)・リモコン
してよいこと汚れが気になったら柔らかい布で軽くから拭き。ひどいときは水かぬるま湯を含ませてよく絞った布で拭く。気流パネルを開いて手入れできる
しないこと内部に水を入れない。室内機を直接水洗いしない・水の入った容器を載せない。シンナー・ベンジン・みがき粉・除菌消臭剤・殺虫剤・漂白剤・酸性アルカリ性洗剤・タワシ・40℃以上のお湯を使わない。直射日光・ドライヤー・ストーブで乾かさない
気流パネル
してよいこと停止中にリモコンのボタンを3秒長押しして開け、「ピピピッ」と鳴ったら電源プラグを抜く。閉じるときはプラグを差してリモコンで閉じる
しないこと記載なし(手で外す手順は無い)
フィルターボックス(天面・左右)
してよいこと運転を停止し電源プラグを抜いてから、手前のくぼみに指をかけて引き出す。戻すときは「カチッ」と鳴るまで奥まで入れる(左右の区別なし)
しないこと正しく付けないと運転開始時にランプが点滅する
エアーフィルター
してよいこと6カ月に1回を目安に掃除機でホコリを吸う。汚れがひどいときはフィルターボックスから外して薄めた中性洗剤でつけ置き洗いし、日陰でよく乾かす
しないこと折り曲げるなど強い力を加えない。40℃以上のお湯・漂白剤・タワシなどを使わない。直射日光やドライヤーで乾かさない
集じん脱臭フィルター
してよいこと汚れや吹出口からのニオイが気になるとき、タグのある面だけ掃除機で軽く吸う。タグを上にして入れる。ニオイや汚れが取れなければ交換(別売 AZ-LPSF2、約1年半に1回が目安)。据え付け後に袋に入ったままになっていないか確かめる
しないこと水洗い・天日干しは絶対にしない(機能を失う)。タグのない面は掃除しない。破れやすいので力を入れない。逆向きに付けない
センサー部(センサーボックス・センサーフィルター)
してよいこと1カ月に1回を目安に掃除機で吸う。ひどいときは気流パネルを開け電源プラグを抜いてセンサーボックスを引き抜き、センサーフィルターを水洗いし十分乾かす
しないことお手入れ以外ははずさない
プラズマクラスターイオン発生ユニット(2個)
してよいこと6カ月に1回を目安に、水で少し湿らせた綿棒で電極部のホコリを取る。気流パネルを開け電源プラグを抜き、ロックレバーを倒してユニットを右にずらして外す。交換は別売 AZ-RC10W1(2個とも)
しないこと電極部を変形させない。接続端子に触れない。金属部でけがをしない・落とさないよう注意
送風ファン(説明書に部品名なし。発表資料では4連シロッコファン)
してよいこと記載なし
しないこと吸込口・吹出口に指や棒などを入れない(高速回転するファンでけがの原因)。お手入れ時は必ず運転を停止し電源プラグを抜く
熱交換器(説明書の呼び名は「アルミ部分」)
してよいこと記載なし
しないこと室内機・室外機のアルミ部分に触らない(けがの原因)
ダストボックス
してよいことなし(この機種に無い)
しないこと—
エアコン内部(ドレンパンなど)
してよいこと自分ではしない。すでに出たカビは内部清浄運転で取れないので、エアコンクリーニング(販売店かシャープのサービス会社)を勧めている
しないことお客様自身でエアコン内部の洗浄や工具を使った分解掃除はしない。除菌・消臭剤、殺虫剤などを吹きかけない(警告。水漏れ・冷媒漏れ・破損・故障・発煙・発火の原因)。市販の洗浄剤で洗浄しない
エアコン内部の洗浄や工具を使った分解掃除をしたり、アルミ部分に触ったりしないでください。市販の洗浄スプレーの使用も故障や発火の危険があるため禁止されています。
取扱説明書では、すでに出たカビは内部清浄運転では取り除けないため、吹き出し口からのニオイや内部の汚れが取れない場合は、販売店またはシャープのサービス窓口によるエアコンクリーニングを依頼することを勧めています。
よくある質問
エアレストにはフィルターの自動お掃除機能が付いていますか?
エアレストにはフィルター自動掃除機能は搭載されておらず、ホコリは吸い込み口を覆うエアーフィルターと集じん脱臭フィルターにたまります。ただし内部構造が複雑で分解に時間を要するため、クリーニング事業者やシャープ公式では「お掃除機能付き」と同じ料金枠や特殊機種として扱われる場合がある一方、作業を受け付けていない事業者もあります。
市販のエアコン洗浄スプレーを使って自分で内部を洗浄できますか?
市販の洗浄スプレーを使って自分でエアコン内部を洗浄することはできません。取扱説明書やシャープのサポート情報では、水漏れや冷媒漏れ、故障、発火の原因となるため、内部の洗浄や分解掃除、市販洗浄剤や除菌消臭剤、殺虫剤の吹きかけを行わないよう警告されています。内部のニオイや汚れが取れない場合は、専門のクリーニング窓口への相談が案内されています。
エアレストのクリーニングはシャープ公式でも受け付けていますか?
シャープワンストップサービス株式会社の「クリーニング&点検」にて依頼を受け付けています。エアレストは「掃除機能あり」の価格区分が適用され、一般価格は1台27,500円(税込)、COCORO MEMBERS会員価格は26,400円(税込)です。なお、フィルター自動掃除機能以外の構造で分解に時間を要する際の別途費用や、壁の材質によって洗浄ができない場合や別途費用が発生する場合があることが案内されています。
自分で外側やフィルターを手入れしつつ、内部の汚れが気になったら業者や公式サポートを比較して選ぶと安心だね。
エアレストのクリーニングを専門業者に依頼する場合は、対応の可否や追加料金の有無を事前に各社で比較したうえで判断し、自分で手入れを行う場合は取扱説明書に指定された部品と禁止事項の範囲を守って進めることが大切です。
