不用品回収

マッサージチェア、自分で出すか頼むか

使わなくなったマッサージチェアの処分を考えるとき、最初に決める必要があるのは自力で部屋の外まで運び出せるかどうかです。千代田区の品目一覧にあるようにソファータイプは約50kgの重さがあるため、収集場所まで自力で運べるなら自治体の粗大ごみを使うと費用を安く抑えられます。家の中から持ち出せない場合は、自治体のふれあい収集の対象になるか確認するか、屋内からの搬出に対応する許可業者への依頼を検討します。

先に結論
  • 外まで運べるなら粗大ごみ 千代田区ではマッサージ器(座椅子タイプのチェアを含む)が300円、簡易式いすタイプが900円、ソファータイプが1,600円の手数料で費用を抑えて処分できます。
  • 自力で出せないなら自治体の収集支援 高齢者や障害者などは、自治体の収集支援制度(千代田区の「ふれあい収集」、横浜市の「粗大ごみ持ち出し収集」など)を利用できる場合があります。
  • 買い替え予定なら販売店へ相談 購入時に古い本体を配送時に引き取る店舗もあります。
  • 搬出作業を任せるなら回収業者 部屋から運び出してくれますが、市区町村の一般廃棄物処理業の許可や委託を受けた業者を選びます。

自分で出すか頼むかを分ける基準

マッサージチェアを自分で捨てるか、それとも誰かに依頼するかを決める最大の境目は、屋外の搬出場所まで自力で運べる人手と経路があるかどうかにあります。

一般的な粗大ごみの収集では、一戸建てなら自宅の前、マンションなどの集合住宅なら指定の集積場所まで、指定された日に屋外の指定場所まで自分で出す必要があります。作業員が部屋の中に入って運び出してくれるわけではありません。

千代田区の粗大ごみ品目一覧表によると、ソファータイプのマッサージチェアには約50kgの重量の目安が記載されています。本体のサイズが大きく重量もあるため、大人1人で持ち上げて移動させるのは困難です。設置場所から玄関までの廊下に直角の曲がり角がある場合や、ドアの幅に余裕がない場合、2階以上の部屋から階段を使って降ろさなければならない環境では、無理に運ぼうとすると壁や床を傷つけたり怪我をしたりするリスクが高くなります。

手伝ってくれる大人の人手を確保でき、屋外までの搬出経路が確保できているなら自治体の収集を利用するのが自然な選択です。手伝ってくれる人がいない場合や、階段の搬出などで安全に外まで運ぶのが難しい場合は、部屋の中からの搬出作業が含まれる方法を選ぶ必要があります。

出し先別の費用と条件の比較

処分先によって、かかる費用と自分で負担する作業内容は大きく異なります。自治体の制度、販売店の引き取り、民間業者それぞれの条件を把握して、自分の状況に合うものを確認してください。

あわBASEのまとめ

マッサージチェアの処分先と条件の比較表

出し先費用の目安運び出し作業事前に確かめる条件
自治体の粗大ごみ千代田区はマッサージ器300円、簡易式いすタイプ900円、ソファータイプ1,600円自宅前や集合住宅の指定場所まで自分で運ぶお住まいの市区町村の品目一覧と手数料
自治体の収集支援(ふれあい収集・持ち出し収集など)横浜市は通常と同額の手数料(減免あり)屋内から収集(横浜市)ひとり暮らしの高齢者や障害者など自治体が定める利用資格
新しい製品の購入店各店舗の規定による配送時に作業員が回収することがある引き取り対応の有無と手数料の事前確認
不用品回収業者個別の見積もりによる業者が部屋の中から運び出す市区町村の一般廃棄物処理業の許可や委託の有無(市区町村へ確認)
出張買取・リユース買い取られれば費用はかからない業者が部屋の中から運び出す年式、型番、正常に動作するかどうか
僕としては、自分で運べるか家から出してもらうかが一番の分かれ道だと思うよ。まずは手伝ってくれる人手があるかを確かめてみよう。
ヒント
自治体の粗大ごみ手数料や受付のルールは市区町村ごとに細かく異なります。千代田区や横浜市以外の地域にお住まいの場合も、まずは自治体の公式ウェブサイトや粗大ごみ受付センターの窓口で品目名と料金を確認してください。

依頼する前に確認したい公的なルール

自力での搬出が難しく、外部の回収や引き取りを検討する際には、知っておくべき公的なルールや注意点があります。

家電リサイクル法の対象外であること

マッサージチェアは法律上の指定品目ではなく、家電リサイクル法の対象外です。

家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象となっているのは、テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目のみです。これらの4品目については家電量販店などに引き取りの義務が課されていますが、マッサージチェアには法律上の引き取り義務がありません。そのため、すべての家電量販店が処分のみの引き取りを受け付けているわけではなく、対応の可否は店舗ごとのサービス規定に委ねられています。

一般廃棄物処理業の許可や委託を確かめる

家庭から出る不用品を回収業者に依頼して引き取ってもらう場合、依頼先が適切な許可や委託を得ているかを必ず確認する必要があります。

環境省の案内によると、一般家庭から出る廃棄物を回収して運搬するためには、市区町村の一般廃棄物処理業の許可や委託が必要です。民間企業の不用品を扱う「産業廃棄物処理業の許可」や、中古品の売買を行う「古物商の許可」を持っていても、一般家庭の廃棄物を回収することは法律上認められていません。

注意
ポストに「無料回収」のチラシを投函する業者には注意が必要です。東京都環境局が指摘しているように、回収そのものは無料とうたっていても、積み込み後に運送費や手数料などの名目で高額な料金を請求される手口が報告されています。産業廃棄物収集運搬業や古物商の許可番号が書かれていても家庭ごみは回収できません。依頼する際は、お住まいの市区町村に許可業者や委託業者かを問い合わせて確認してください。

よくある質問

マッサージチェアは家電量販店で引き取ってもらえますか?

マッサージチェアは家電リサイクル法の対象4品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)に含まれないため、法律に基づく店舗側の引き取り義務はありません。新しい製品へ買い替える際に古い本体の引き取りを行っている販売店もありますが、対応の有無や手数料は店舗ごとに異なります。引き取りのみの依頼が可能かどうかも含めて、購入を検討している店舗に事前確認が必要です。

部屋から出せないときは自治体に頼めば運んでくれますか?

通常の粗大ごみ収集では、作業員が家の中に入って搬出作業を行うことはありません。ただし自治体によっては、自力での運び出しが難しい人を対象とした収集支援制度を設けています。たとえば横浜市では、ひとり暮らしの高齢者や障害者、要介護認定者などを対象に屋内から収集する「粗大ごみ持ち出し収集」を行っています。千代田区でも屋外への運び出しが困難な高齢者のみの世帯などに「ふれあい収集」を行っています。対象となる条件を満たしていれば利用できる場合がありますが、基準に当てはまらない場合は民間の許可業者や委託業者へ相談することになります。

マッサージチェアの処分費用はいくらですか?

自治体の粗大ごみを利用する場合、千代田区ではマッサージ器(座椅子タイプのチェアを含む)が300円、簡易式いすタイプが900円、ソファータイプが1,600円と定められています。自治体ごとに品目と料金の設定が異なるため、お住まいの自治体の案内を確認してください。不用品回収業者に依頼して部屋の中から運び出してもらう場合は、本体のサイズや設置階数、搬出経路の状況に応じた個別見積もりによって金額が決まります。

無料回収のチラシに依頼しても安全ですか?

無料と宣伝していても、後から高額な費用を請求されるトラブルがあるため注意が必要です。東京都環境局は、無料とうたっていても運送費や手数料の名目でお金を請求すれば回収行為に該当し、積み込み後に高額請求を行う手口があると注意を促しています。家庭ごみの回収には市区町村の一般廃棄物処理業の許可や委託が必要であり、産業廃棄物処理業や古物商の許可では回収できません。チラシに記載された番号を鵜呑みにせず、お住まいの市区町村に許可業者や委託業者かを確認してください。

処分にかかる費用や手間は部屋の状況次第で変わるよ。自分の体力や搬出経路に合った方法を落ち着いて選んでね。

マッサージチェアの処分は、まずご自身で屋外まで安全に運べる人手があるかを確かめることから始まります。外まで出せるなら各自治体の粗大ごみ手数料を確認して手続きを進め、持ち出せない場合は自治体の収集支援制度の要件確認や、一般廃棄物の許可や委託を受けた事業者への見積もり相談を進めてみてください。

参考にした公式情報(5件)
  1. 千代田区 粗大ごみ品目一覧表(PDF)
  2. 千代田区 粗大ごみの出し方について
  3. 横浜市 粗大ごみの出し方
  4. 環境省 廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!
  5. 東京都環境局 ご家庭から出るごみ(粗大ごみ・廃家電など)の出し方についての注意