シロッコファン、油でベタベタになる前に
レンジフードの中に隠れているシロッコファン。外から見えない分、いざ取り出してみると羽根1枚1枚に油汚れがこびりついていてビビる、あのやつです。このページでは、シロッコファンの外し方からつけ置き洗い、戻し方の注意まで、順番にまとめました。
- 作業前に電源プラグを抜くかブレーカーを切るのは絶対。省略不可
- 基本は重曹またはセスキのつけ置き。こするより漬けて待つほうが確実に落ちる
- 外す前にネジの位置と向きを写真で記録しておくと戻すときに迷わない
シロッコファンとプロペラ換気扇の違い
換気扇には大きく2種類あります。壁や窓に直接ついているプロペラ型と、レンジフード(天井近くの箱型フード)に内蔵されているシロッコファン。
シロッコファンは筒状の羽根が何枚もついた円筒形で、プロペラとは見た目がかなり違います。空気をダクトに送り込む力が強い反面、羽根と羽根のすき間が狭く、油が溜まりやすい構造です。調理の煙を吸い続けていれば、半年もすれば羽根が茶色くベタついてきます。
シロッコファンの外し方
機種によって細かい手順が違いますが、大まかな流れはほぼ共通です。
① 電源を確実に切る
まずコンセントを抜くかブレーカーをオフにします。整流板(フードの下についている平たいパネル)を外す前に、必ずここを済ませてください。
② 整流板を外す
フードの内側にある整流板を取り外します。両端のネジを緩めるタイプと、引っかけて外すタイプがあります。外したネジはなくさないように小皿などに入れておくと安心です。
③ シロッコファンを取り外す
整流板を外すとファンが見えます。ファンは中央のネジ(ベルマウスキャップ)を回して固定されていることが多く、そのネジを外すとファン本体を引き抜けます。
つけ置き洗いの手順
シロッコファンの汚れは酸性の油汚れです。アルカリ性の重曹やセスキで中和しながらお湯で軟らかくする、というのが基本の考え方。
① 重曹液を用意する
シンクか大きめの桶に40〜50℃のお湯を張り、重曹を溶かします。目安はお湯1Lに対して重曹大さじ3〜4。シロッコファンが小さければシンクで十分ですが、大きい場合はゴミ袋に入れてお湯と重曹を注ぐ「袋漬け」が便利です。
② 45〜60分つけ置きする
ファンをお湯にしっかり沈めて、45〜60分放置します。途中でこすりたくなっても、まず漬けて待つほうが結果的にラクです。お湯が冷めると効果が落ちるので、時間内に取り出しましょう。
③ 軽くこすってすすぐ
つけ置きが効いていれば、使い古しの歯ブラシで軽く動かすだけでスルッと落ちます。羽根と羽根のすき間は歯ブラシの毛先を当てると届きます。力を入れすぎると羽根が変形するので注意。最後は水でよくすすぎます。
戻し方と注意点
きれいになっても、戻し方を間違えると異音や故障の原因になります。
- 向きを確認する ファンには取り付け方向があります。外す前に撮った写真と見比べながら戻しましょう
- がたつきがないか確認する ネジを締めた後、ファンを軽く手で揺すってみてください。がたつきがあれば締め直しです
- 逆回転に注意 ファンの取り付け向きが逆になると、電源を入れたとき逆回転して換気能力がほぼゼロになります。矢印マーク(回転方向)があればそれに合わせて
戻し終えたら整流板を取り付け、ブレーカーを入れて動作確認。異音・異臭がないか30秒ほど様子を見てください。
プロに頼んだほうがよいケース
シロッコファンの脱着は、慣れると15〜30分でできます。ただし、こういうときは無理しないほうがいいです。
- ネジが固着していて外れない 力任せに回すとネジ穴が潰れ、修理が必要になります
- 使用年数が10年以上 部品が劣化していることが多く、外した際に破損するリスクがあります
- 電装部品や配線に触れそうになる 感電・漏電の危険があります。絶対に触らないでください
- 分解後に元に戻せる自信がない 「外したはいいけど戻せない」が一番困ります
こういった場合は、レンジフード専門のクリーニング業者に依頼するのが安全です。料金の目安は(※ASP案件承認後に実料金を反映)。
よくある質問
- 作業前の電源オフは省略しない。ブレーカーを切るのが確実
- 外す前にネジ位置・ファンの向きをスマホで撮影しておく
- つけ置きは40〜50℃のお湯に重曹を溶かして45〜60分。アルミ製は中性洗剤で
- 戻したらがたつきと回転方向を確認してから電源を入れる
- ネジが固着・年数が古い・電装部が近いときはプロへ
注意
ヒント