お風呂の床の黒ずみ・ザラつき、正体は?
毎日掃除しているつもりなのに、お風呂の床だけ黒ずんできたり、足の裏がザラザラする。あれは洗い残しでも掃除不足でもなくて、床は性質のちがう汚れが2種類たまりやすい場所だからです。このページでは、その2種類を見分けて、それぞれに合った落とし方を初心者向けにまとめました。
- 黒ずみ=皮脂や湯垢(酸性)。アルカリ性の重曹で中和して落とす
- 白い・ザラザラ=石けんカスと水アカ(アルカリ性)。酸性のクエン酸で中和して落とす
- 床は両方が混ざりがち。同時に使うと打ち消し合うので、片方ずつ順番に
なぜ汚れによって洗剤を変えるかというと、酸性の汚れには反対のアルカリ性、アルカリ性の汚れには反対の酸性をぶつけると、化学的に中和されて浮きやすくなるからです。逆に汚れと同じ性質の洗剤を使ってもほとんど効きません。まずは自分の床の汚れがどっちなのかを見分けるところから始めます。
黒ずみ(皮脂・湯垢)の落とし方
床がうっすら黒っぽい、灰色っぽくくすんでいる——これは体から出た皮脂やお湯に溶けた汚れ(湯垢)が固まったものです。性質は酸性なので、アルカリ性の重曹かセスキで落とします。
重曹を使う基本のやり方
- 床を軽く濡らす(乾いていると粉が滑るだけ)
- 黒ずみの上に重曹を直接パラパラとまく
- 5〜10分おいてから、スポンジやブラシで円を描くようにこする
- シャワーでしっかり流す
重曹はこすり洗いの研磨剤としても働くので、軽い黒ずみならこれだけでスッと明るくなります。
広い面はセスキ水が手軽
床全体がくすんでいるときは、スプレーボトルに水500mlとセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かしたセスキ水が便利。床に吹きかけて少し置き、スポンジでなでてから流します。粉をまく手間がなく、まんべんなく塗れます。
落ちない頑固な黒ずみ
長年こびりついたものは、重曹より粒の細かいクリームクレンザー+ブラシに切り替えます。床の溝(凹凸)に入り込んだ汚れは、使い古しの歯ブラシや目地ブラシで溝に沿ってかき出すと取れやすいです。
白い汚れ(石けんカス・水アカ)の落とし方
床が白くくもる、触るとザラザラ・ジャリジャリする——これは石けんやボディソープの成分が水道水のミネラルと結びついた石けんカスと、水分が乾いて残った水アカです。どちらもアルカリ性なので、酸性のクエン酸で中和します。
クエン酸パックのやり方
- スプレーボトルに水200mlとクエン酸小さじ1を溶かす
- 白い汚れにたっぷり吹きかける
- その上からキッチンペーパーをかぶせて、さらにスプレーして密着させる
- 30分〜1時間ほど置く(頑固なら半日)
- ペーパーをはがし、スポンジでこすって流す
ザラつきの正体は固まったミネラルなので、こすって落とすよりクエン酸で時間をかけて溶かすのがコツです。パックして放置するだけで、こする力がぐっと減ります。
黒カビが混じる場合
床に黒い点々や、ゴムパッキンに沿った黒い筋がある場合、それは皮脂汚れではなくカビです。カビは重曹やクエン酸では落ちません。市販の塩素系カビ取り剤を使う必要があります。落とし方はお風呂の黒カビの落とし方でくわしく説明しています。
注意点
- 重曹(やクレンザー)とクエン酸を同時に使わない。アルカリと酸が打ち消し合って、両方とも効かなくなります。落としたい汚れに合わせて片方ずつ、しっかり流してから次へ。
- 塩素系のカビ取り剤とクエン酸(酸性)は絶対に混ぜない。有毒なガスが発生して危険です。同じ日に使うときも、間にしっかり水で流してください。
- 洗剤や重曹が残るとすべって転びやすくなります。掃除のあとは床全体を念入りにすすいでから出ましょう。
このあたりの洗剤の性質と使い分けは重曹・クエン酸・セスキの使い分けにまとめてあります。白い水アカが浴槽や蛇口にも広がっているなら水垢の落とし方もあわせてどうぞ。
よくある質問
- 黒ずみは皮脂・湯垢(酸性)→アルカリ性の重曹やセスキで落とす
- 白いザラつきは石けんカス・水アカ(アルカリ性)→酸性のクエン酸でパック
- 黒い点や筋はカビなので塩素系を。重曹・クエン酸では落ちない
- 重曹とクエン酸の同時使用はNG、塩素系と酸性も混ぜない
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