水回り修理

掃除したのに、なんか臭う。犯人はどこ?

旅行から帰って玄関を開けた瞬間、部屋が下水くさい。荷物を置いて発生源をたどると、風呂場の排水口でした。出かけるときは何ともなかったのに、数日空けただけで臭い出す。あわててゴミ受けを洗っても、臭いは引きません。

洗っても消えないのは、汚れが原因ではないからです。

排水口の臭いの原因は3系統に分かれ、それぞれ対処がまったく違います。そしてコップ1杯の水を流すだけで、どの系統かをほぼ特定できます。掃除を頑張る前に、まず犯人を突き止めましょう。

原因は3系統しかない

5分でできる原因の特定手順

上から順に試してください。どこで臭いが変わるかが答えです。

「臭いの種類」もヒントになるよ。下水っぽい臭いなら封水か隙間、酸っぱい生ゴミ系の臭いなら、ぬめり汚れの可能性が高い!

よくある質問

Q封水はどのくらいで蒸発しますか?
A
季節と場所によりますが、夏場は1〜2週間の不在で切れることがあります。長期で家を空けるときは、出発前に各排水口へ水を流し、蒸発を遅らせるためにラップでフタをしておくと効果的です。
Qワンルームで、使っていない洗濯機置き場の排水口が臭います。
A
典型的な封水切れです。使っていない排水口は水が補充されないため、真っ先に封水が蒸発します。月に1回コップ1杯の水を流すだけで防げます。
Q重曹とクエン酸で臭いは取れますか?
A
ぬめり汚れ由来の臭いなら効果があります。発泡で浮かせたあと、ブラシでこすり落としてください。ただし封水切れや部品の隙間には効きません。原因の特定が先です。

汚れが原因だったときの落とし方

ゴミ受け・トラップ部品のぬめりは、外して食器用洗剤とブラシで洗うのが基本です。排水口の壁面など手が届かない部分は、塩素系の泡スプレー(カビキラー系)か発泡タイプのパイプ洗浄剤を使い、表示時間どおり置いてから流します。ぬめりは雑菌の膜なので、表面をなでるだけでは数日で復活します。ブラシで物理的にこそげるか、塩素系で殺菌するか、どちらかが必要です。

風呂場の排水口のヘドロ掃除は、排水溝のつまり・掃除の手順がそのまま使えます(つまり対策と臭い対策は、汚れの層では同じ作業になります)。

部品と配管の奥は、無理をしない領域

シンク下の防臭ゴムのずれは、押し込み直すだけで直ることが多く、劣化していてもホームセンターで数百円の部品交換で済みます。ここまでは自分の領域です。

一方、封水もある・掃除もした・部品も確認した、それでも下水臭が続くなら、原因は排水管の奥(勾配不良・通気の問題・配管の破損)にあります。ここは市販の道具では届かず、高圧洗浄や配管点検ができる業者の領域です。費用の目安は水回り業者の料金相場を参考にしてください。賃貸なら、配管そのものの不具合は大家・管理会社の負担になるのが一般的なので、自費で業者を呼ぶ前にまず管理会社へ連絡を。

遠回りになりがちな対処

原因さえ特定できれば、排水口の臭いの大半はコップ1杯の水か数百円の掃除で終わります。特定せずに対処を重ねるのが、いちばん高くつく道です。