換気扇清掃

換気扇、どこを外せば掃除できる?

換気扇を掃除しようとして、「どこを外せばいいんだろう」で手が止まる——よくある話です。取り外し方を間違えると羽根が変形したり、最悪「外れたけど戻せない」という事態になります。このページでは、プロペラ式とシロッコ式それぞれの外し方を順番にまとめました。

先に確認
  • 作業前は必ず電源プラグを抜くかブレーカーをオフにする。省略不可
  • プロペラ式とシロッコ式で外す手順がまったく違うので、まず自分の換気扇の型を見分ける
  • 外す前にスマホで写真を撮っておくと、戻すときの迷いがゼロになる

まず換気扇の種類を見分ける

換気扇には大きく2つの型があります。外し方が根本的に違うので、最初にどちらかを確認します。

プロペラ式は、壁や窓に直接ついているタイプ。羽根がそのまま外気に面していて、回転すると空気を直接外に押し出します。トイレや洗面所、古い台所に多い形です。

シロッコ式は、天井近くに取り付けた箱型のレンジフードに内蔵されているタイプ。外から見えるのはフードだけで、内側に筒状の羽根(シロッコファン)が隠れています。最近のシステムキッチンにほぼついている形です。

見分け方は簡単で、壁に直接ついていればプロペラ式、天井近くの箱型フードならシロッコ式と判断してほぼ間違いありません。

プロペラ式の外し方

プロペラ式は構造がシンプルなので、慣れると5〜10分で外せます。

① 電源を切る

コンセントを抜くかブレーカーをオフにします。プロペラ式は換気扇本体に電装部品があるため、電源が入った状態での作業は危険です。

② 換気扇カバー(グリル)を外す

本体の前面についているカバーを外します。カバーはネジ留めのタイプと、引っかけてあるだけのタイプがあります。ネジ留めの場合はプラスドライバーで外し、なくさないよう小皿に入れておきましょう。

③ 羽根(プロペラ)を外す

羽根は中央のスピンナー(キャップ)を回して固定されていることが多いです。スピンナーを反時計回りに回すと外れます。

注意
機種によっては逆ネジ(時計回りで緩む)のものがあります。普通の方向に回して外れないときは、逆に試してみてください。力任せに回すとネジ山が潰れます。

スピンナーが外れたら、羽根を手前にまっすぐ引き抜きます。

④ ベルマウス(枠)を外す

羽根の奥に固定されている金属の枠(ベルマウス)を外すと、内側の油汚れにアクセスできます。ネジで留まっているタイプがほとんどです。ここまで外せれば、つけ置き洗いが可能になります。

外したパーツの順番をスマホで撮っておくと、戻すときに「これどこだったっけ」がなくなるよ。1分の手間でかなり安心感が違うよ!

シロッコ式(レンジフード)の外し方

シロッコ式はプロペラ式より部品が多い分、順番が大事です。整流板→フィルター→ファンの順に外します。

① 電源を切る

ここも最初の一手は同じです。コンセントを抜くかブレーカーをオフにします。整流板を外す前に必ず済ませてください

② 整流板(フラットパネル)を外す

フードの下面についている平たいパネルが整流板です。両端のネジを緩めるタイプか、引っかけて外すタイプが多いです。外した後はパネルと一緒にネジも小皿に入れて管理します。

③ フィルターを外す

整流板を外すとフィルターが見えます。手前に引くか、ロックを外して取り出します。フィルターは油汚れが最も溜まる部分なので、まず別で洗っておきましょう。

④ シロッコファンを外す

フィルターの奥にファン本体があります。中央のキャップ(ベルマウスキャップ)を回して緩めると、ファンを手前に引き抜けます

注意
シロッコファンのキャップも逆ネジの機種があります。時計回りに回しても緩まない場合は、反時計回りを試してみてください。無理に力を入れると壊れます。

ファンが外れたら、洗浄はつけ置き洗いが基本です。詳しい洗い方はシロッコファンの掃除方法にまとめています。

外せない・固いときの対処

キャップが回らない

長年の油や水垢で固着しているケースです。潤滑剤(CRC-556など)をキャップの根元に少量吹き付けて5分ほど待ってから試すと、かなりの確率で動くようになります。それでも動かない場合は、無理に力をかけず業者に相談するほうが安全です。ネジ山を潰すと修理が大変です。

引っかかって抜けない

プロペラは中央を持ってまっすぐ引き抜きます。斜めに引くと引っかかります。シロッコファンも同様で、傾けず水平に引き抜くのがコツです。

配線が見えてきたら即中止

外す過程で電線や電装部品が見えてきたら、そこから先は素人作業の範囲外です。配線には絶対触れず、作業を止めて業者に依頼してください。感電・漏電のリスクがあります。

元に戻すときの注意

外すより戻すほうが実は難しいです。ここは慎重に。

よくある質問

Qプロペラとシロッコ、どちらか型番で分かりますか?
A
本体や取扱説明書に記載されている型番をメーカーサイトで検索すると、構造図付きの取扱説明書が確認できます。型番シールは本体の側面や内部に貼られていることが多いです。
Q電源を切れば感電しませんか?
A
ブレーカーを切れば通電はなくなるため、通常の分解作業での感電リスクはほぼなくなります。ただし、配線に触れる・切断するといった作業は電気工事士の資格が必要です。パーツを外す範囲にとどめるのが安全です。
Q外すのに工具は必要ですか?
A
プラスドライバーがあれば大半の機種は対応できます。潤滑剤(固着対策)と、ネジを入れておく小皿があるとなお便利です。特殊な工具は基本的に不要です。
Q外したはいいけど戻せそうにないときはどうすれば?
A
まず外す前に撮った写真を見直してください。それでも分からない場合は、メーカーのカスタマーサポートに連絡すると型番から手順を教えてもらえることがあります。配線が絡んでいる場合は業者に頼むのが確実です。
Q分解が不安なのでプロに頼みたいのですが、どのくらいかかりますか?
A
レンジフードのクリーニング料金は(※ASP案件承認後に実料金を反映)が目安です。エリアや業者によって差があるので、複数社で見積もりを比べると安心です。
この記事のまとめ
  • 最初にプロペラ式かシロッコ式かを確認する。外し方がまったく違う
  • 作業前の電源オフは省略しない。ブレーカーを切るのが一番確実
  • 外す前にスマホで写真を撮っておく。戻すときに迷わない
  • 逆ネジの機種があるので、固くて回らない場合は逆方向を試す
  • 配線が見えたら即中止。固着が外れない・年数が古いときもプロへ