トイレが流れない!まず自分で試せることは?
水を流したのに便器の水位がじわじわ上がってきて、流れていかない——あの瞬間は焦りますよね。でも、トイレのつまりの多くはトイレットペーパーや排泄物の流しすぎが原因で、慌てず対処すれば自分で解消できることがほとんどです。このページでは、家にあるもので試せる直し方を、安全なやり方の順にまとめました。
- つまりの多くはトイレットペーパー・排泄物が原因。時間を置く・お湯・ラバーカップで解消できることが多い
- ただしおもちゃやスマホなどの固形物(異物)を落とした時や、水位が下がらない時は無理に流さず業者へ
- 熱湯はNG。陶器が割れる恐れがあるので40〜60℃のお湯を使う
まずやってはいけないこと
直し方の前に、やると悪化する行動を確認しておきましょう。ここを外すと、あふれたり便器を傷めたりします。
- 水位が高いまま、何度もレバーを引かない。流れていない状態でさらに水を足すと、便器からあふれて床が水浸しになります。まずは水位が下がるのを待ちましょう。
- 熱湯(沸騰したお湯)を注がない。便器は陶器なので、急な高温で割れることがあります。使うのは触れて熱いと感じる程度の40〜60℃のお湯まで。
- 落とした固形物を奥へ流そうとしない。おもちゃやスマホ、生理用品などの異物は、押し込むほど取れなくなります。流さず取り出すか、業者に相談を。
自分でできる直し方
紙や排泄物が原因のつまりなら、次の方法で解消できることが多いです。手軽な順に試してみてください。
お湯を注いで待つ
一番かんたんで、トイレットペーパーのつまりに効きます。40〜60℃のお湯をバケツ1杯ほど用意し、便器の中央に向けて高めの位置からゆっくり注ぎ、そのまま30分ほど放置します。お湯で紙がふやけて、自然に流れやすくなります。水位が高い時は、先に灯油ポンプや紙コップで水をくみ出してから注ぐと、お湯がしっかり届きます。
ラバーカップ(スッポン)を使う
お湯で改善しないときの定番がラバーカップです。カップが半分つかる程度に水位を調整し、便器の排水口にぴったり密着させます。ゆっくり押し込んでから、勢いよく引き上げる——この「引く」動作でつまりを吸い出すのがコツ。水が引くまで、5〜10回ほど繰り返します。
重曹とクエン酸(お酢)で分解する
紙がふやけにくい頑固なつまりには、重曹とクエン酸の発泡を使う方法も。手順は、便器に重曹を1/4カップ → クエン酸(またはお酢)を1/2カップの順に入れ、そこへ40〜60℃のお湯をコップ1〜2杯。シュワシュワ泡立ったら、フタを閉めて1時間ほど放置します。泡と時間で紙がほぐれ、流れやすくなります。
ペットボトル・ビニール袋で代用する
ラバーカップが家にないときの応急処置です。500mlのペットボトルの底を切り取り、切り口を排水口に押し当てて、飲み口を指でふさいだまま押し引きすると、簡易ポンプの代わりになります。手を汚したくなければ、ビニール袋を二重にして手にかぶせ、こぶしを作って押し引きする方法でも吸引できます。
業者を呼ぶべきケース
次のような場合は、自分で対処すると悪化したり水漏れにつながったりします。早めにプロへ相談しましょう。
| こんな時 | 理由 |
|---|---|
| 固形物(異物)を落とした | 押し込むと取れなくなり、配管を傷める |
| お湯やラバーカップでも水位が下がらない | 奥でしっかり詰まっている可能性が高い |
| 何度直しても繰り返しつまる | 配管の奥や尿石の蓄積など、根本原因がある |
| 便器の根元から水がにじむ | 設置部分のトラブル。放置で床が傷む |
キッチンや洗面など他の場所の流れも悪いときは、宅内の排水管全体が原因のこともあります。あわせて排水溝のつまりの直し方も確認してみてください。
よくある質問
- つまりの多くは紙・排泄物が原因。お湯やラバーカップで直せることが多い
- お湯は40〜60℃。熱湯は便器が割れるのでNG
- 固形物(異物)・水位が下がらない・繰り返す・水漏れはプロへ
- 水位が高いまま何度もレバーを引かない(あふれる)
注意