掃除全般

素足の季節、フローリングのベタつきの正体は?

夏場、素足で歩くと床がペタッと吸いつく感じがする——あれは汚れがたまってきたサインです。フローリングのベタつきや黒ずみ、点々とした足跡は、毎日の掃除機がけだけだと意外と落ちません。このページでは、初心者でもサラサラの床に戻せる拭き方を、汚れの種類別にまとめました。

先に結論
  • ベタつきの主な原因は皮脂や油と、湿気。古いワックスがはがれかけていることも
  • ふだんは乾いたホコリを取って乾拭きで十分。汚れたら「固く絞った雑巾で水拭き(落ちなければ薄めた中性洗剤) → 乾拭き」
  • アルカリ性・酸性の洗剤や水拭きのしすぎは床材の変色やシミのもとなので注意

普段の掃除の順番

パナソニックも DAIKEN も、ふだんの掃除は乾拭き(化学モップやドライタイプのシート)で十分としています。水拭きは汚れが気になったときに足します。

① まず乾いたホコリを取る

フローリングワイパー(ドライシート)か掃除機で、髪の毛・ホコリ・砂を先に取り除きます。水拭きをするときも、先に乾いたゴミをなくしておきます。

② 固く絞った雑巾で水拭き

雑巾を水で濡らし、脱水機をかけた後ぐらいまで固く絞ってから拭きます(パナソニックの目安)。絞らずに水拭きすると、水分でひび割れや反り、膨れ、ワックスの白化が出ることがあるとパナソニックは注意しています。

③ ベタつきには中性洗剤を薄めて

水拭きだけでベタつきが残るときは、住宅用の洗剤や床用クリーナーの中性のものを薄めて雑巾に含ませ、ベタつく部分を拭きます。DAIKEN は、床に直接水や洗剤をかけず、雑巾に含ませて拭くよう案内しています。耐水加工の床でも、継ぎ目から水が入るおそれがあるためです。セスキ炭酸ソーダはアルカリ性で、パナソニックはアルカリ性・酸性の洗剤で床材が変色することがあると注意しています。

④ 最後に乾拭き

洗剤や水分を床に残すとシミやベタつきの原因になります。乾いた布でしっかり拭き上げて仕上げましょう。

「毎回ここまでやるの?」って思うよね。普段は①だけでOK。汚れが気になったら②、ベタつきが気になってきたら③を足す、くらいの感覚で大丈夫!

ベタつき・黒ずみ・足跡の落とし方

汚れの正体によって、効く洗剤が違います。むやみに強い洗剤を使うより、相手に合わせるほうが床にやさしく、よく落ちます。

汚れの種類正体効くもの
夏や梅雨のペタペタ湿気(冷たい床の結露)乾拭きで水分を取る
ベタつき・足跡・油はね皮脂や調理の油水拭き、落ちなければ薄めた中性洗剤
部分的にはがれたワックスのベタつき古いワックスの劣化ワックスを塗り直す(ワックス不要の床材もあるので、取扱説明書で確かめる)

DAIKEN の案内では、ベタつきの原因は湿気・皮脂や油・ワックスの劣化の3つです。湿気なら乾拭き、皮脂や油なら水拭きか薄めた中性洗剤で拭きます。中性洗剤で落ちないひどい汚れに、DAIKEN はアルコール(エタノール)で拭く方法を挙げていますが、別のよくあるご質問では、一般の床材に消毒用の薬品を使うと変色や白化のおそれがあるとしています。床材の取扱説明書で使えると確かめられないなら、アルコールは使わず、業者に相談してください。

やってはいけないこと

注意
  • 水拭きのしすぎ……濡れぞうきんを頻繁に使うと、表面にシミやひび割れが出ることがある。雑巾は固く絞り、最後に乾拭きする
  • ウェットタイプのモップ・スチームモップ……変色やめくれ、ふくれのおそれがある
  • 酸性・アルカリ性の洗剤、消毒用の薬品……クエン酸などの酸性、セスキなどのアルカリ性は変色することがある。消毒用の薬品は変色や白化のおそれがある
  • ワックス剥離剤……膨れや変色が出ることがあるとして、パナソニックは使わないよう案内している

新しい洗剤を使うときは、家具の裏など目立たない場所で先に試してから全体に広げると安心です。

洗剤の性質の使い分けは重曹・クエン酸・セスキの使い分けでも詳しくまとめています。

ワックスがけ

掃除でツヤが戻らない、表面の保護をしたいときは、仕上げにフローリング用ワックスを塗る手もあります。パナソニックは水性樹脂タイプを勧め、ロウタイプや油性タイプは使わないよう案内しています。汚れを落として乾かしてから、薄く均一に塗ります。床材によってはワックス不要・非推奨のものもあるので、塗る前に取扱説明書を確認しましょう。賃貸では、塗る前に大家さんや管理会社に相談してください。

あわBASEのまとめ

床材メーカー2社の案内を、同じ項目で並べる

項目パナソニックDAIKEN従う案内
ふだんの掃除化学モップやぞうきんのから拭きで十分乾拭き、またはドライタイプの化学雑巾どちらも同じ。乾拭き
水拭き固く絞ったぞうきんで固く絞って水拭きし、乾拭きで仕上げるどちらも同じ
使える洗剤住居用の中性洗剤中性の住宅用洗剤や床クリーナーを薄めてどちらも同じ。中性
アルカリ性・酸性の洗剤変色することがある強アルカリ性は変色のおそれ使わない
アルコール(記載なし)ひどい汚れに使う方法を案内する一方、消毒用の薬品は変色・白化のおそれ床材の取扱説明書で確かめてから、目立たない所で試す
スチームモップなどウェットタイプのモップ・スチームモップは使わない湿式のロボット掃除機・スチームモップは使わない使わない
ワックス不要な商品もある。かけるなら水性樹脂タイプで半年〜1年。ロウ・油性タイプは使わない半年に1度取扱説明書でワックスの要否と種類を確かめる

2社でいちばん食い違うのはアルコールです。DAIKEN の中でも、ひどい汚れには使ってよいという答えと、消毒用の薬品は白くなるおそれがあるという答えが並んでいます。床材の品番が分かるなら、その取扱説明書に従ってください。分からないなら、中性洗剤で落ちない汚れはアルコールに進まず、業者に相談するのが無難です。

よくある質問

Qフローリングのベタつきは何で取れますか?
A
ベタつきの原因は、皮脂や油、湿気、古いワックスの劣化です。皮脂や油なら、固く絞った雑巾で水拭きし、落ちなければ住宅用の中性洗剤を薄めて拭きます。湿気なら乾拭きで水分を取ります。拭いたあとは乾拭きで水分と洗剤を残さないようにすると、サラサラの状態が長持ちします。
Qフローリングは水拭きしてもいいですか?
A
固く絞った雑巾(パナソニックの目安は、脱水機をかけた後ぐらい)なら水拭きして大丈夫です。ただし濡れぞうきんを頻繁に使うと、表面にシミやひび割れが出ることがあるので、しっかり絞るのが大切です。ウェットタイプのモップやスチームモップは使わないでください。最後に乾拭きで仕上げると安心です。
Q黒ずみや足跡の落とし方は?
A
素足の皮脂による黒ずみ・足跡は、まず固く絞った雑巾で水拭きし、落ちなければ薄めた中性洗剤を含ませた雑巾で拭いて、乾拭きで仕上げます。それでも残る汚れは、床材の取扱説明書で使える薬剤を確かめてください。アルコールは床材によって白くなるおそれがあります。分からないときは無理にこすらず、業者に相談するのが安全です。
Qフローリング掃除でやってはいけないことは?
A
水拭きのしすぎ、スチームモップ、クエン酸などの酸性やセスキなどのアルカリ性の洗剤、消毒用の薬品、ワックス剥離剤は避けてください。変色やシミ、傷みの原因になります。ワックスはロウタイプ・油性タイプを使わないでください。新しい洗剤は目立たない場所で試してから使うのが安全です。
まとめ
  • ベタつきの主な原因は皮脂や油、湿気、古いワックス
  • ふだんは乾拭きで十分。汚れたら「ホコリを取る → 脱水機をかけた後ぐらいに固く絞って水拭き → 乾拭き」
  • 皮脂や油は薄めた中性洗剤。床に直接かけず、雑巾に含ませる
  • 水拭きのしすぎ・スチームモップ・アルカリ性や酸性の洗剤は変色やシミのもと
参考にした公式情報(4件)
  1. パナソニック 床のお掃除(住まいのお手入れ)
  2. DAIKEN(大建工業) 床材の日常のお手入れ方法は?(よくあるご質問)
  3. DAIKEN(大建工業) 床材にひどい汚れがついた時のお手入れ方法は?(よくあるご質問)
  4. DAIKEN(大建工業) 床がベタベタする原因と対策は?