浴室清掃

洗面台のくすみ、まずは中性洗剤から

毎日使う洗面台は、気づくとボウルがどんよりくすんで、蛇口の根元は白くザラつき、排水口はヌルッとしてきますよね。重曹やクエン酸で落とす方法がよく紹介されていますが、洗面台と水栓のメーカーの案内を読むと、酸性やアルカリ性の洗剤は使わないよう書いているものがほとんどです。このページでは、TOTO・LIXIL・KVK のお手入れの案内をもとに、洗面台の汚れを場所ごとに分けて落とし方をまとめました。

先に結論
  • ボウルのくすみは水あかや石けんかす。浴室用中性洗剤とスポンジで洗う
  • 蛇口の白い水あかは、浴室用中性洗剤で拭き取り、使った後のから拭きで付けないようにする。酸性・アルカリ性・塩素系の洗剤は使わない
  • 排水口のヌメリ・ニオイはヘアキャッチャーの髪とゴミから。流れが悪ければ市販の配管洗浄剤
  • メラミンスポンジは、ボウル・水栓・くもり止めの鏡のどれにもすすめられていない

場所別の掃除手順

ボウル・台の黒ずみ・くすみ

TOTO の案内では、洗面ボウルやカウンターのくすみの原因は水あかや石けんかすです。手洗いのときの皮脂や化粧品も加わって、ボウルの表面にたまっていきます。

LIXIL のお手入れの案内では、ふだんは40℃くらいのお湯をボウル全体にかけてスポンジでこすり洗いし、週に1度は浴室用中性洗剤を吹き付けて2〜3分置いてからスポンジで洗います。カウンターとボウルの継ぎ目は、浴室用中性洗剤をつけた歯ブラシでこすります。最後は洗剤をよく流し、乾いたやわらかい布で水分を拭き取ってください。水分を残さないことが、水あかの白いくすみを防ぎます。

それでも残る汚れは、ボウルの材質で答えが分かれます。陶器のボウルの水あかには、TOTO はお風呂用の研磨剤入り洗剤をスポンジに取って円を描くように洗う方法を案内しています(樹脂製のボウルは除く。目立たないところで試してから)。LIXIL は、アクアセラミック以外のボウルなら浴室用クリームクレンザーをやわらかい布につけ、強くこすらずに少しずつ落とすよう書いています。

注意
LIXIL は、メラミンスポンジは表面を削って汚れを落とすため、傷が付いたりツヤがなくなったりするとして、ボウルへの使用をすすめていません。粉末クレンザー、金属たわし・ナイロンたわし、毛先の硬いブラシも表面を傷つけます。
歯みがきのあとに、ボウルの水滴をタオルでひと拭きしておくと、白いくすみがそもそも育たなくなるよ!

蛇口・鏡の白い水あか

蛇口の根元や鏡にこびりつく白いウロコ状の汚れは、水道水に含まれるミネラルが乾いて固まったものです。酸で溶かす方法がよく知られていますが、水栓メーカーはそろって止めています。

TOTO は、酸性洗剤・塩素系漂白剤・アルカリ性洗剤は水栓の表面が変色したり、樹脂の部品が壊れたりするおそれがあるとして使わないよう書いています。KVK も、水栓には樹脂の部品が多いとして、酸性系・アルカリ性系・塩素系の洗剤とカビ取り剤を使わないよう案内しています。

落とし方は、軽い汚れなら水かぬるま湯でぬらして固く絞った布で拭き取り、ひどい汚れは薄めた浴室用中性洗剤を含ませた布で拭いてから水で流し、から拭きします(TOTO)。KVK は週に1度、浴室用中性洗剤をつけたスポンジでなで洗いするよう案内しています。いちばん効くのは、使うたびにから拭きして水滴を残さないことです。TOTO は水あか用に水栓メーカーの専用のクリーナーも案内しているので、落ちない水あかは手元の水栓のメーカーの専用品を使ってください。

鏡は、TOTO の案内では、通常の鏡はガラス用洗剤をつけて十分に絞った布で磨きます。くもり止めの加工がある鏡(エコミラーなど)は、研磨剤入りの洗剤やメラミンスポンジ、クリームクレンザー、鏡クリーナーで表面のコーティングが傷むため、5倍に薄めた食器用の中性洗剤を含ませた布で軽く拭きます。

排水口のヌメリ・ニオイ

排水口のヌルヌルとイヤなニオイは、髪の毛や石けんかす、そこに増えた菌が原因です。まずは髪やゴミを取り除くのが先決です。TOTO の案内どおり、排水口の栓をつまんで取り出し、ヘアキャッチャーにたまったゴミを捨てて、歯ブラシでこすり洗いします。

ボウルの縁の近くにある小さな穴(オーバーフロー穴)の黒ずみは、浴室用中性洗剤でボウルを洗ったついでに歯ブラシでこすります。それでも排水の流れが悪いときは、市販の配管洗浄剤を、製品の使い方どおりに使ってください。

あわBASEのまとめ

やりがちな洗い方と、メーカー3社の答え

やりがちなことメーカーの答え代わりにすること
ボウルを重曹・セスキでこするLIXIL はボウルに酸性・アルカリ性・塩素系の洗剤を使わないよう書いている浴室用中性洗剤とスポンジ
蛇口の水あかをクエン酸でパックするTOTO・KVK とも水栓に酸性洗剤を使わないよう書いている浴室用中性洗剤で拭き、使うたびにから拭き
黒ずみをメラミンスポンジでこするLIXIL はボウルに、TOTO・KVK は水栓に、TOTO はくもり止めの鏡に使わないよう書いているボウルは浴室用中性洗剤、取れなければ材質に合うクリームクレンザー
排水口に重曹とクエン酸を流す3社の案内に、この方法は出てこないヘアキャッチャーのゴミを取り、流れが悪ければ市販の配管洗浄剤
鏡を鏡クリーナーで磨く通常の鏡はガラス用洗剤でよいが、くもり止めの加工がある鏡には使わない加工がある鏡は薄めた中性洗剤で軽く拭く

ボウルの頑固な水あかは、TOTO は陶器のボウルに研磨剤入り洗剤、LIXIL はアクアセラミック以外にクリームクレンザーと、強めの方法の案内が分かれます。どちらも材質で使える・使えないが変わるので、手元の洗面台のメーカーと材質(陶器か、樹脂・人造大理石か)を取扱説明書で確かめてから、そのメーカーの案内に従ってください。分からないときは浴室用中性洗剤までにとどめます。

掃除のときの注意

注意
  • 酸性の洗剤と塩素系の洗剤は絶対に混ぜない。有毒なガスが発生して危険です
  • 人造大理石(樹脂)のボウルや、くもり止めの加工がある鏡は、研磨剤やメラミンスポンジで傷んだり曇ったりします。使える洗剤は取扱説明書で確かめてください
  • 見落としがちなのがコップや歯ブラシ立ての底のヌメリ。一緒に洗って乾かしておきましょう

汚れの種類別の落とし方は次のページもあわせてどうぞ。蛇口や鏡の水あかは水垢の落とし方、排水口のつまりやヌメリがひどいときは排水溝のつまりの直し方、洗剤の使い分けに迷ったら重曹・クエン酸・セスキの使い分けが参考になります。

よくある質問

Q洗面台の黒ずみは何で落とせばいいですか?
A
まず浴室用中性洗剤をボウルに吹き付けて2〜3分置き、スポンジでこすり洗いしてください(LIXIL の案内)。継ぎ目は歯ブラシで。それでも残る汚れは材質で方法が分かれるので、取扱説明書でクリームクレンザーなどが使えるか確かめてからにします。メラミンスポンジは、表面に傷が付いたりツヤがなくなったりするとして LIXIL はすすめていません。
Q蛇口の白い水あかはクエン酸で落としていいですか?
A
水栓メーカーはすすめていません。TOTO・KVK とも、酸性やアルカリ性、塩素系の洗剤は水栓の表面の変色や樹脂の部品の破損につながるとして使わないよう書いています。浴室用中性洗剤を含ませた布で拭き、使うたびにから拭きして水滴を残さないようにしてください。落ちない水あかは、水栓メーカーの専用のクリーナーを使います。
Q洗面台の排水口のヌメリやニオイはどうすればいいですか?
A
排水口の栓を取り出し、ヘアキャッチャーの髪やゴミを捨てて歯ブラシで洗います。オーバーフロー穴の黒ずみは浴室用中性洗剤と歯ブラシで。それでも流れが悪いときは、市販の配管洗浄剤を製品の使い方どおりに使ってください。
Q洗面台の掃除で使ってはいけない洗剤はありますか?
A
酸性の洗剤と塩素系の洗剤は絶対に混ぜないでください。有毒なガスが出て危険です。そもそも LIXIL はボウルに、TOTO と KVK は水栓に、酸性・アルカリ性・塩素系の洗剤を使わないよう案内しています。シンナーや除光液などの溶剤も、表面のひび割れや変形の原因になります。
まとめ
  • ボウルのくすみは水あかと石けんかす。浴室用中性洗剤とスポンジで洗い、最後に水分を拭き取る
  • 蛇口の水あかは中性洗剤で拭き、使うたびにから拭き。クエン酸などの酸性洗剤は水栓メーカーが止めている
  • 排水口はヘアキャッチャーの髪とゴミから。流れが悪ければ市販の配管洗浄剤
  • メラミンスポンジと重曹・クエン酸は、ボウルや水栓にはすすめられていない。強めの方法は材質を確かめてから
参考にした公式情報(5件)
  1. TOTO 洗面ボウルのお掃除方法
  2. LIXIL 洗面台のボウル(洗面器)をお手入れする方法(Q&A)
  3. TOTO 水栓の水あかが気になる
  4. KVK 水栓のお手入れ方法
  5. TOTO 洗面化粧鏡のお手入れ