洗ったのに生乾き臭…原因は洗濯槽の裏のカビ
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きちんと洗ったはずの洗濯物が、なんだか生乾きくさい。干すときに茶色や黒いカスがくっついている。そんなときは、洗濯槽の裏側に生えたカビを疑ってください。見えない場所なので気づきにくいですが、定期的な槽洗浄でにおいもカスも防げます。
パナソニックの案内では、洗剤と汚れが結びついた洗剤カスが槽の裏側に付き、そこにカビが生えて、黄色から茶色、黒へと色が変わっていきます。洗濯物に付く黒いカスは、はがれたカビです。
- 生乾き臭・黒いカスの正体は洗濯槽の裏の洗剤カスとカビ
- 防ぐには月1回(東芝は1〜2か月に1回)の槽洗浄
- 使うのは洗濯機メーカーの洗濯槽クリーナーか、取扱説明書で使えると書いてある衣類用の塩素系漂白剤
- 酸素系漂白剤は、パナソニックと日立が槽洗浄に使わないよう書いている(東芝は界面活性剤入りの酸素系を使わないよう書いている)。重曹は日立が使わないよう書いている
塩素系漂白剤での掃除手順
洗濯機メーカーが案内している槽洗浄は、衣類用の塩素系漂白剤を使う方法です。ただし、衣類用の塩素系漂白剤を使うのは、手元の洗濯機の取扱説明書に使えると書いてある場合だけにして、その手順と量に従ってください。パナソニックの案内を例にすると、手順はこうなります。
手順
- 排水フィルターや糸くずフィルターのゴミを、先に取り除いておく(パナソニックの案内)
- 衣類を入れずに電源を入れ、「槽洗浄」コースを選んでスタートする
- 炊事用手袋をして、窓を開けるか換気扇を回してから、給水が始まったら、指示のタイミングで衣類用の塩素系漂白剤を約200mL入れる(水量50Lに約200mL。タテ型はブザーが鳴ってふたを開ける表示が出たら、ドラム式は給水が始まって約1分で一時停止して入れる)
- つけ置き・すすぎ・脱水まで、コースが終わるのを待つ
- 終わったら、糸くずフィルターや排水フィルター、排水口もお手入れする
コースの時間は機種で違います。パナソニックの案内では、衣類用の塩素系漂白剤を入れて約11時間置いてからすすぎと脱水をする、という説明のほか、タテ型には約1時間の槽洗浄コース、ドラム式には11時間か6時間の槽洗浄コースと、約30℃の温水で約3時間のコースがあります。手元の取扱説明書で、自分の機種のコースを確かめてください。
汚れがひどいとき(すでに洗濯物に黒いカスが付いている、においが強い)は、東芝もパナソニックも、洗濯槽クリーナーを使うよう案内しています。
酸素系クリーナーや重曹は使っていい?
ネットでは、40〜50℃のお湯に酸素系クリーナー(過炭酸ナトリウム)を溶かして数時間つけ置きし、浮いた汚れをすくう方法がよく紹介されています。ただ、洗濯機メーカーの答えは違います。
- 日立: 酸素系漂白剤は泡立ちが多く、排水の異常や泡漏れを起こすことがあり、故障の原因になるので使わない。重曹は洗う力が比較的弱く多い量が要るので溶け残るおそれがあり、硬水寄りの地域では固まって排水経路が詰まるおそれがあるので使わない
- パナソニック: 酸素系漂白剤は泡立ちが多すぎて途中で排水され、十分な効果が出ないことがある。タテ型は泡があふれたり槽に残ったりする
- 東芝: 界面活性剤入りの酸素系漂白剤などは、泡があふれて床をぬらすおそれがあるので使わない
泡があふれたり排水が止まったりして洗濯機が壊れたら、困るのは自分です。このページでは、洗濯機メーカーの案内に従い、塩素系漂白剤かメーカーの洗濯槽クリーナーを使うことをおすすめします。
縦型とドラム式の違い
ここは洗濯機のタイプで変わるところです。
縦型もドラム式も、使える洗剤は同じ(衣類用の塩素系漂白剤か、メーカーの洗濯槽クリーナー)と覚えておくと失敗しません。違うのは、コースの時間と漂白剤を入れるタイミングです。
洗濯槽の掃除、メーカー3社の答えをそろえると
| 項目 | パナソニック | 日立 | 東芝 |
|---|---|---|---|
| 頻度の目安 | 月に1回 | (案内は塩素系の使い方が中心) | 1〜2か月に1回 |
| 使う洗剤 | 衣類用の塩素系漂白剤(約200mL)か次亜錠剤。黒カビが生えたら洗濯槽クリーナー | 洗濯槽用・衣類用の塩素系漂白剤。しっかり洗うなら防食剤入りの塩素系 | 塩素系漂白剤。汚れがひどいときは洗濯槽クリーナー |
| 酸素系漂白剤 | 使わない(途中で排水される、泡があふれる) | 使わない(排水異常・泡漏れ、故障の原因) | 界面活性剤入りは使わない(泡があふれる) |
| 重曹 | (案内に記載なし) | 使わない(溶け残るおそれ。硬水寄りの地域では固まって排水経路が詰まるおそれ) | (案内に記載なし) |
| 台所用の塩素系漂白剤 | 使わない | (案内に記載なし) | (案内に記載なし) |
頻度はパナソニックの月1回と東芝の1〜2か月に1回で幅がありますが、においやカスが出ているなら月1回に寄せてください。洗剤は3社とも塩素系で一致していて、酸素系をすすめるメーカーはありません。重曹に触れているのは日立だけです。迷ったら、手元の洗濯機のメーカーの取扱説明書にある洗剤だけを使います。
予防のポイント
掃除と同じくらい大事なのが、カビを生やさない普段の習慣です。
- 洗剤や柔軟剤は量を守る。パナソニックは、入れすぎると溶け残ってカビの栄養分になるとしています
- 乾燥機付きの洗濯機は、週に1度は槽乾燥をする(パナソニックの案内)
- 月1回(東芝は1〜2か月に1回)の槽洗浄を習慣にする。槽洗浄の時期を知らせる表示がある機種もあります
つけ置きの基本はオキシ漬けのやり方で解説していますが、洗濯槽には使わず、衣類や小物のつけ置きに使ってください。
よくある質問
- 生乾き臭と黒いカスは、洗濯槽の裏の洗剤カスとカビが原因
- 槽洗浄は月1回(東芝は1〜2か月に1回)。衣類用の塩素系漂白剤かメーカーの洗濯槽クリーナーで
- 酸素系漂白剤はパナソニックと日立が、重曹は日立が使わないよう書いている
- 台所用の塩素系漂白剤は使わない。手袋と換気をし、酸性の洗剤や酸素系の漂白剤とは混ぜない
- 洗剤の量を守り、乾燥機付きは週1回の槽乾燥で予防する
参考にした公式情報(5件)
- パナソニック 洗濯槽の黒カビ 予防と対策
- パナソニック 【洗濯機全般】漂白剤を使った槽洗浄の使い方(黒カビ予防)(よくあるご質問)
- 日立グローバルライフソリューションズ 槽洗浄コースで、酸素系(非塩素系)の漂白剤が使用できないのはなぜですか?(よくあるご質問)
- 東芝ライフスタイル 洗濯・脱水槽のお手入れについて(よくあるご質問)
- 花王 ハイター 小(製品情報)



