換気扇のベタベタ油、どう落とす?
本記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。
換気扇にこびりついた油汚れは、こする前につけ置きでゆるめるのが基本です。ただし、重曹などのアルカリ性洗剤は塗装のはがれや変色を招くため使えません。部品を傷めずに落とす洗剤とお湯の温度、安全な掃除手順をまとめました。
- つけ置きは台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯で行う。アルカリ性洗剤は塗装の変質・変色やはがれを起こすため使わない(メーカー専用洗剤は除く)
- お湯はお風呂の温度まで。熱いお湯は部品の変形や変質を招く
- つけ置き時間は20〜30分(富士工業)。浸してからやわらかいスポンジで洗う
- 分解が難しいシロッコファンの奥やモーター周りは無理せずプロに任せる
換気扇とレンジフードの違い
箱形の覆いの中にファンがあるタイプをレンジフード、壁に直接付いている羽根をプロペラ換気扇と呼びます。
形や油の付き方は違っても、油で汚れる部品(ファンやフィルター)のつけ置きの手順は同じです。どちらも外せる部品をぬるま湯に浸して油をゆるめてから洗います。なお、プロペラ換気扇はお手元の取扱説明書を確かめて作業してください。
なぜつけ置きで油汚れが落ちるのか
固まった油は、温めるとやわらかくなり洗剤が届きやすくなります。いきなりこすらず、ぬるま湯に浸してゆるめてから落とすのが表面を傷めないコツです。
ただし、熱いお湯は部品の変形や変質を招きます。お湯の温度はお風呂の温度までを守ってください(パナソニック取扱説明書、富士工業は60℃以上の熱湯を禁止)。
重曹・セスキ・中性洗剤の選び方
レンジフードの掃除には台所用中性洗剤を使います。アルカリ性洗剤は油を分解しますが、塗装のはがれや変色を引き起こすためです。中性洗剤に含まれる界面活性剤で油を包んで浮かせる方法なら、部品を傷めずに落とせます。
レンジフード掃除の判断基準
| 方法・道具 | あわBASEの判断 | なぜそうするか(成分と仕組み) | やり方の要点 |
|---|---|---|---|
| 洗剤の選び方 | 台所用中性洗剤を使う | アルカリ性は油を分解するが塗装の変質・変色・はがれを起こす。中性の界面活性剤なら塗装を傷めず油を浮かせられる | 台所用中性洗剤をぬるま湯に溶かす。重曹・セスキやオキシ漬けは避ける(メーカー専用洗剤があれば使用可) |
| お湯の温度 | お風呂の温度まで | 油は温めるとやわらかくなるが、高温のお湯は部品の変形や変質を招くため | 熱湯は使わず、手を入れて心地よい浴用の温度(ぬるま湯)を守る(富士工業は60℃以上禁止) |
| つけ置きの時間 | 20〜30分浸す | 油をゆるめるには時間が必要なため(20〜30分は富士工業の目安) | 20〜30分(富士工業)浸してからスポンジで洗う。落ちなければ再度繰り返す |
| こすり洗いの道具 | やわらかいスポンジや樹脂ブラシ | 金属たわしや研磨剤(クレンザー・みがき粉)は油と一緒に塗装面を削り落として傷めるため | つけ置きで浮かせた油をやさしくこすり落とす。金属たわしやクレンザーは使わない |
| 洗い方 | 手洗いでつけ置き | 食洗機用洗剤のアルカリ性による変質・変色や、塗膜の劣化による塗装のはがれが起きるため | 食洗機には入れず、シンクやゴミ袋にぬるま湯をためて手洗いで浸す |
あわBASEでは、レンジフードの部品掃除に台所用中性洗剤とお風呂の温度までのぬるま湯を使います。アルカリ性洗剤や熱湯は油を分解しやすい反面、塗装のはがれや変形を招くためです。つけ置き時間は20〜30分を目安にし、落ちないときは強い力でこすらずに再度つけ置きを繰り返します。
重曹やセスキの性質は重曹・クエン酸・セスキの使い分けにまとめています。キッチンの壁など、メーカーが止めていない場所に使ってください。ガスコンロ本体もアルカリ性を禁止している機種があります(ガスコンロ)。
用意するもの
作業前に道具をそろえておくとスムーズです。
- 台所用中性洗剤 メーカー専用洗剤があればそちらでも構いません
- ゴム手袋 洗剤やお湯から手を保護します
- つけ置き用の容器 シンクに止水フタをするか、大きめのゴミ袋や深めのバケツを使います
- やわらかいスポンジ 樹脂ブラシや使い古しの歯ブラシも役立ちます
- 拭き取り用の布 水気をしっかり拭き取る布やキッチンペーパーを用意します
落とし方の手順
つけ置きを中心にした基本の流れです。
① 電源を切って部品を外す
やけどや感電を防ぐため、調理直後を避け、スイッチを切ってロックします(ロックがない機種はブレーカー)。フィルターや整流板、取り外せるファンを外してください。無理なく外せる部品だけを掃除の対象にします。
② お湯につけ置きする
容器にぬるま湯を張り、台所用中性洗剤を溶かして部品を沈めます。20〜30分浸してから洗います(富士工業)。お湯はお風呂の温度までにしてください。
③ こすり洗いする
浮いた油をやわらかいスポンジや樹脂ブラシで落とします。塗装を傷めるため、金属たわしやみがき粉は使いません。落ちにくいときは、力まかせにこすらず再度つけ置きをします。
④ よくすすいで乾燥させる
洗剤が残らないよう水でしっかりすすぎます。水気を拭き取ったあと、サビや雑菌を防ぐため完全に乾燥させてください。
⑤ 元に戻す
乾いた部品を外したときと逆の手順で取り付けます。外す前にスマホで写真を撮っておくと、組み立てに迷いません。
つけ置きの注意点
ここまで来たらプロが早い
自分で掃除できるのは、手軽に外せる部品までです。シロッコファンの奥やモーター周り、配線が近い部分は、無理に触ると故障や感電の原因になります。
長年放置して固着した油汚れや、ファンの取り外しが難しいときは、ハウスクリーニングに依頼するのが確実です。シロッコファンを自分で外して洗いたい場合は、シロッコファンの外し方を参考にしてください。
奥の油汚れまで落とせば、換気効率が戻ってキッチンのベタつきも防げます。
よくある質問
- 台所用中性洗剤のぬるま湯で20〜30分つけ置く
- アルカリ性の重曹や熱湯は塗装を傷めるため避ける
- フィルターは月1回、羽根は3か月に1回(パナソニックのよくあるご質問)が目安。機種で異なるため取扱説明書を確認
- 奥の汚れや固着した油は無理せずプロに任せる
参考にした公式情報(3件)
- パナソニック 【レンジフード】お手入れ方法を教えてください(よくあるご質問)
- パナソニック シロッコファンタイプ レンジフード 取扱説明書 G06BHWZM
- 富士工業(FUJIOH) よくあるご質問(お手入れ方法について)
